雨漏りは建物の劣化でよく起きるトラブルのひとつ。

雨漏りを放置しておくと床や天井が水浸しになり、建物の腐食が進んでしまいます。横浜市は大雨や台風の影響を特別受けやすいわけではありませんが、油断は禁物です。

また、カビが大量に発生して健康被害が出てくる可能性も。

雨漏りに気づいたら早めに対処することが重要です！

そこで今回は、屋根の雨漏り修理の方法や費用について解説していきます。

雨漏りは自分で修理できる？

「雨漏り修理をしたいけどあまりお金をかけたくない」

「なんとか自分で修理できないか？」

このように考える方もきっと少なくないはず。

ただし、結論からいうと…

・雨漏りの原因箇所の特定が素人には難しい

・正しく処置しないとかえって悪化することも

・屋根工事は高所作業なので危険

以上の理由から、屋根の雨漏り修理を自分で行うのはかなり厳しいです。

よほどDIYに自信がある人でも、完璧な雨漏り修理は難易度が高いでしょう。

雨水の出口や雨どいの詰まりなどが原因の場合は自分で直せるケースもありますが、屋根からの雨漏りに関しては、原則として自己判断せず、応急処置をした上で専門の横浜市内の業者に見てもらうのがおすすめです。

雨漏りの原因箇所ごとの修理方法

①屋根材

瓦やスレートなどの破損や亀裂、防水シートや野地材が劣化している箇所を特定して新しいものに差し替えたり、ズレの補正作業を行ったりして補修します。

雨漏りの規模や進行具合によって、一部補修で抑えられるか、屋根全体の葺き替えや重ね葺きが必要かどうか業者が判断します。

見た目以上に屋根の劣化が進んでいることもあるので、屋根に登って自分でチェックするのは危険です。

②屋根棟

スレート屋根や金属屋根の場合、棟板金を固定する釘やビスの劣化を疑います。

「錆が多い」「穴が空いている」「浮きやめくれがある」など、棟板金の状態を確認した上で交換・補修を行います。

棟板金は雨風にさらされやすく劣化しやすい箇所でもあるので、定期的なメンテナンスが必要です。

③天窓

天窓と屋根の隙間を埋めるために使用されるゴム製のパッキンに穴が開いたり、部分的に剥がれたりすることで雨漏りの原因になるケースが多いです。

この場合は、劣化している部分にコーキングをし直すことで補修が可能です。

④雨どい

軒樋や集水器に詰まりがないか確認し、必要に応じてパーツを分解して掃除します。

また、破損・亀裂・変形箇所を見つけた場合は交換・補修を行います。

⑤陸屋根（屋上）

陸屋根は傾斜がないので、水が溜まりやすく雨漏りの原因になりやすいです。

防水層の状態を確認し、劣化している箇所を切断して新しい防水塗膜で補修します。

その他、排水ドレンを綺麗に掃除したり、防水層の劣化を予防するためにトップコートを塗ったりすることも。

雨漏りの応急処置をするなら

屋根の上での作業は素人にはかなり危険なので、応急処置でも基本的におすすめはできません。

もしやる場合は、屋根が完全に乾いている時に必ず2人以上で行うこと！

特に、雨が降っている日や風が強い日は絶対にやめましょう。 その上で「とにかく水が入ってくるのを止めたい」という場合の応急処置は、いくつかあります。

雨漏りの箇所がわからない場合

1番手っ取り早いのはブルーシートと土嚢を使って大部分を覆う方法。

1.できるだけ広い範囲にブルーシートを敷く

（だいたいこのへんかな？と思う箇所があれば、それよりも上を覆う）

2.風で飛ばないように砂利を詰めた土嚢や防水テープで固定する

ブルーシートは厚手で大きめのものを選び、土嚢の砂利は細かすぎないものを詰めましょう。

雨漏りの箇所がわかっている場合

①防水テープを使った方法（スレート、トタン、陸屋根の場合に有効）

1.雨漏りしている箇所をホコリや油分が残らないように綺麗に拭き取る

2.空気が入り込まないように防水テープを貼って雨漏り箇所周辺に圧着させる

（※雨水が流れ落ちる方向に反して下から上に）

②コーキング剤を使った方法

一時的に雨水の侵入を止める効果が高いですが、作業の難易度は高めです。

1.雨漏りしている箇所をホコリや油分が残らないように綺麗に拭き取る

2.ピンポイントでコーキングするために原因箇所の周りにマスキングテープを貼る

3.プライマー（コーキング剤の接着力を上げる塗料）を塗り乾かす

4.原因箇所にコーキング剤を塗り、乾く前にマスキングテープを剥がしておく

防水コーキング剤、コーキングガン、マスキングテープ、プライマーはホームセンターやネットでも比較的安価で手に入ります。 ただし、コーキング剤の扱いは素人には難しいので、技術に自信がある人向けです。

業者に依頼した場合の費用相場

雨漏りの修理費用は、その原因となる箇所や修理の規模によって大きく異なります。

瓦やスレートなど「屋根材」の一部を差し替えるだけなら1万円〜6万円程度。

「屋根棟の板金」を交換・補修する場合は3万円〜15万円程度。

「天窓（トップライト）」部分の補修は5万円〜程度。

「雨どい」の交換は部分的か全部かで違いますが大体3万円〜10万円程度。

「陸屋根の防水層」を補修する場合は10万円〜程度。

※立地的に足場の組み立てが必要な場合は別途15万円〜20万円程度かかることも。 さらに、雨漏りの進行が深刻な場合は防水シートの張り替えや、屋根全体の葺き替えなど大掛かりな工事が必要になるので、費用も高額になります。

修理費用をなるべく抑えるためには？

応急処置の後は、できるだけ早めに屋根修理専門の業者に来てもらいましょう。

そこで、なるべく修理費用を抑えるためのポイントをまとめました。

①その地域で実績がある業者を選ぶ

その地域に詳しい地元の横浜市内に精通した業者を探してみましょう。

地域ならではの特性（気候や災害など）に詳しく、施工実績や口コミの評判が良いところがおすすめです。

大手ハウスメーカーに依頼する場合は、中間マージンが上乗せされる分、相場より料金が高めになる傾向があります。

地元、横浜に精通した業者を探すには、雨漏り修理の無料相談口を活用するのも◎。

地域で評判の良い優良業者の紹介や、修理や工事に関する相談にも乗ってくれます。

②複数の業者から見積もりを取る

修理依頼する場合は一社だけでなく、なるべく複数の業者から相見積もりを取りましょう。

最低でも3社以上の見積もりを集めると、修理費用の相場がわかり、最終的な費用の交渉もしやすくなります。

明らかに高額な料金を請求してくるような悪徳業者を避ける予防線にもなるので、相場の把握は重要です。

③火災保険の適用対象かどうかチェック

「風災」「雪災」「雹（ひょう）災」などの自然災害が原因で雨漏りが発生した場合は、火災保険が適用される可能性があります。

保険適用の対象なら修理費用を大幅に節約することができるので、現在加入中の保険内容を確認してみましょう。

「自然災害」か「経年劣化」か原因を判断するのは専門の調査員なので、もちろん100%保険適用と認定されるわけではありませんが、心当たりがあるならまずは保険会社に問い合わせてみてください。

まとめ

雨漏りを放置すると、屋根の腐食やシロアリ・カビの発生など深刻な被害が出てきます。

修繕が遅れて雨漏りが進行すればするほど工事は大掛かりになるので、費用も高額になる傾向があります。何よりも建物全体の劣化に繋がるので、雨漏りに気づいた時点でできるだけ早く対処しましょう。

雨漏りのような屋根修理は安易に自己判断せず、早めに専門の業者に任せることが大事。

・地域の特性に詳しい

・施工実績や経験豊富な職人がいる

・地元の口コミや評判が良い

・アフターサポートがある

などをチェックしつつ、信頼して依頼できそうな業者を選んでくださいね！

ーーーーーーーーーーー

※当社では横浜市を中心に幅広く屋根修理・リフォームのご相談を承っています。

屋根修理や壁塗装などリフォーム全般に対応。
あなたの暮らしを豊かにします。

横浜市にてお困りのことがございましたらなんでもお申し付けください！

詳しくはこちらから

ーーーーーーーーーーー